Pixela の CLI ツール pa が v1.7.0 にバージョンアップしました。
Pixela の CLI ツール pa が v1.7.0 にバージョンアップしました。
v1.7.0 アップデート内容
API リクエストのリトライ回数を指定する -r
, --retry
オプションを追加
API リクエストのリトライ回数を指定する -r
, --retry
オプションを追加しました *1
Pixela v1.25.0 のリリースによって、一部のAPIにおいて 25%の割合でそのAPIに対するリクエストがリジェクトされる仕様が追加されました。
-r
, --retry
オプションは、API のリクエストがリジェクトされたとき、pa が自動的に API リクエストをリトライする回数を指定できるようにしています。
-r
, --retry
オプションのデフォルト値は 0
、つまり1回もリトライしません。
-r
, --retry
オプションを指定しない場合は v1.6.0 以前と同じ挙動になります。
-r
, --retry
オプションを指定すると、API のリクエストがリジェクトされたときのリトライ処理を pa に任せることができ、コードの記述量を減らすことができます。
たとえば、pa graph get-all --retry 5
は、--retry
オプションを指定しない以下のコードと同等の処理となります。
# API 呼び出しがリジェクトされた場合は5回までリトライする for I in $(seq 1 5) do RESULT=$(pa graph get-all 2>&1) # API のリクエストが成功 if [ $? -eq 0 ]; then echo "${RESULT}" break fi # API のリクエストがリジェクト以外の理由で失敗 if ! echo "${RESULT}" | grep "api call rejecte" > /dev/null then echo "${RESULT}" break fi # API のリクエストがリジェクトされた # echo "*** retry ***" done
v1.7.0 へのアップグレード方法
Homebrew を使っている場合は以下のコマンドにてアップグレードできます。
$ brew update && brew upgrade pa
go install
コマンドでアップグレードすることもできます。
$ go install github.com/ebc-2in2crc/pa/cmd/pa@latest
現場からは以上です。
*1:実験的な機能となります