このところマインドマップの話を耳にすることが多いので、自分も使い方を書いてみようと思います。
マインドマップにはいろいろな使い方がありますが、探索型としてマインドマップを使うことがほとんどなので、そのことについて軽く。
探索型マインドマップ
探索型マインドマップとは、進め方が分らない課題に取り組む時の使い方や、その結果出来上がったマインドマップのことを言います。
システム開発の現場なら、以下のような状況によくはまると思います。
使う目的
探索型マインドマップを使う目的は人それぞれですが、私は以下のような感じで使っています。
- 問題解決に繋がる思考が浮かんでこないとき、その助けに。
- 浮かび上がってきた思考、事象間の関連を見つけたいとき
1は「何が分らないのか分らない」というような状態ですが、「何が分らないのか」を分ればこの状態を抜けることが出来ます。
次に2ですが、探索型マインドマップは「関連を見つける」のに大いに役立ちます。個人的には探索型マインドマップの一番のメリットはこの「関連を見つける」だと思っています。
マインドマップはごく簡単なメソッドですが、ほんの少し工夫するだけでより大きな効果を得ることができますので、その工夫を以下に書いてみます*2
ほんの少しの工夫
- スタートダッシュ
- 後で見返したときに
- 間違いや改良ポイント・新しい発見があったら、気軽に描き加える or 直す。
- 汚くても気にしない
- 基本的に気軽に。必要を感じたら、その分だけ注意深くする。
- 自分の書きやすいスタイルを見つけたら、どんどんと変えてみる
- 一番大事なこと
- 一度に全てをやろうとしない
- 楽しみながら描く
これだけです。簡単ですね!
それぞれについてもう少し詳しくみてみます。
スタートダッシュ
- 正しさよりもスピード、直感。
- 正しくないかもしれませんが構いません。分っていないのですから正しくない方が自然です。
- スピードを意識することで直感を刺激できます。多くの間違いが浮かぶかもしれませんが、その中には正解も必ずあります。
- 間違いはあとで除去すれば済みますが、そもそも間違いや正解が浮かんでこなければ前に進めません。
- 用紙の中心から描き始める。ブランチは放射状に伸ばす
- 粒度はバラバラで構わない。
- ノードの粒度を揃えようとするとどうしても考え込んでしまいがちです。
- バラバラ、全然 OK です。
- 後で (気がついた時に) 修正すればいいので、とにかくスピードを殺さないようにします。
- 見出しは必ず書く (出来るだけ短く)
- 見出しを描けないくらい迷ったら、適当にノード分割して強引に描きましょう。
- 見出しは出来るだけ短く、出来れば単語1〜2つくらいにします。
- どうしても文になる場合は、リーフに配置すると落ち着く可能性が高いです。
後で見返したときに
- 間違いや改良ポイント・新しい発見があったら、気軽に描き加える or 直す。
- 最初から完璧なマインドマップなんて描けません。気がついた都度直せばいいです。
- 自分から他人に見せなければ本人以外の誰も見ません。好きなだけ直せます。
- 汚くても気にしない
- 自分しか見ないので、自分さえ理解出来れば良いです。
- あまりにも見づらくなりそうな予兆を感じたら、面倒くさがらずに描き直します。
- 基本的に気軽に。必要を感じたら、その分だけ注意深くする。
- いくらでもやり直せます、気軽に。
- 何度か手直しして「ここはちょっとなんとかしたい」と感じたら、その時は注意深く。
- 自分の描きやすいスタイルを見つけたら、どんどんと変えてみる
- 正しさを気にするよりも、自分の描きやすいと思う直感に従う。
- より描きやすいスタイルを見つけたら、どんどん試しましょう。
一番大事なこと
- 一度に全てをやろうとしない
- 一度に全てをやろうとしても、なかなか思いどおりにはいきません。
- 出来ることだけしましょう。それらが息をするように自然になったら、新しいことを取り入れましょう。
- 楽しみながら描く
- 楽しさを感じられれば適当でいいです。
- これさえ感じられれば、他のことは全部忘れても構いません。全然大丈夫です。
めっちゃ長くなってしまいました。
エントリを書く前にマインドマップ描いておけば良かった><